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羽毛ふとんはなぜ日干しがいいのか??

羽毛布団は、
干してはいけない 陰干しで干すなどの方が
ご来店されるお客様にもまだまだいらっしゃいます。。。

私が寝具業界で仕事に携わり初めて13年ほど経ちますが
(書いてるのは息子ですww)

寝具業界には、都市伝説的に
”これが体に良い・健康に良いって言われた”
みたいなことがとても多いです。。

特に根拠がないものから、、
時代とともに変わる常識も当然ありますが
今回はなぜ、羽毛布団は日干しする方が良いのか?
を具体的に書いていきますね。

昨日の投稿に書きましたが、日干しの効果は
大きく3つです。

■ダニ・カビ対策
■羽毛布団本来の保温性の回復
■羽毛特有の匂いの軽減

それぞれ詳しく書いていきます。

■ダニ・カビ対策
近年は、昔に比べてアレルギー疾患の方も多く
住宅事情も替わり、気密性が高く湿気対策が必要な住宅も多いです。

天日干しを推奨する一番の理由は、
アレルゲン(ダニの死骸やフンなど)やカビの発生を防ぎ、殺菌をするということです。

ただし、天日干しでダニを死滅させる効果はありません。
あくまでダニの住みにくい環境を作るという目的です。

ダニは、湿度の高い環境を好みます。
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われますが、
湿度が高くなった羽毛布団はダニやカビが集まり安くなります。

そのため、適度に天日干しをすることで日光による殺菌を行い
羽毛布団の中の湿気を取り除くことが大切なんです。

■羽毛布団本来の保温性の回復
先にも書きましたが、寝ている間の汗や部屋の湿気により
羽毛ふとん内に湿気がたまると
羽毛本来のダウンボール(注1)の大きさまで膨らまず
暖気を溜め込む空気層も少なくなるため本来の暖かさを発揮できません。

天日で干したり風を送ることにより、
羽毛ふとん内の湿気を飛ばし本来のダウンポールの大きさに戻すことで
しっかりと膨らみ本来の暖かさを取り戻してくれます。


■羽毛特有の匂いの軽減
羽毛は水鳥から採取される動物性の天然繊維です。
近年ほとんどの商品に使われている羽毛布団は、国内で殺菌洗浄されているものが多いですが、
それでも多少臭いが気になるものもあるかもしれません。

湿気を含むと臭いが発生する場合はありますので、
干すことにより臭いの発生を抑えてくれます。


知らなかったという方は、ぜひ試してみてください^^
そして干す際にご注意いただきたい点の詳しい話は次回書かせていただきます。

ざっくりしたお話は、前回の記事を是非ご覧くださいね。
  ⇩     ⇩     ⇩
「羽毛布団は陰干しではなく日干し!」


注1:ダウンボールとは、ガチョウやアヒルなどには、フェザーとフェザーの間にダウン(羽毛)というボール状の
   綿毛があり、これがダウンまたはダウンボールと呼ばれています。



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